ベログラトチク
ベログラトチクの位置
ベログラトチクは北西ブルガリア、ドナウ川沿いの ヴィディン市から およそ50キロ南にある小さな町です。ベログラトチクはブルガリア語で「小さな白い町」 の意味です。白いのはベログラトチクの周りの石灰岩です。
ベログラトチクの名所
ベログラトチク岩:ベログラトチクは大昔海の底だったと言われています。 その時代に 海の底に蓄積された砂は圧縮され、岩になり、酸化鉄によって赤く染めました。後、 海の底が少しずつ上 がって、やがて山になったとき、岩の浸食の過程で不思議な形の岩が出来ました: ベログラトチク岩です。 岩は色が赤から灰色や黄色まで、様々で、形が人や動物に似ているので、それぞれの岩には たとえば修道士や像 などの名前が付いています。そして、各岩において面白い伝説があります。現在行われる 新世界七不思議の投票でベログラトチク岩は岩項目で3位になっています。 もしベログラトチク岩は気にいたら、ぜひ 投票をお願いします。次のビデオでベログラトチクの不思議な岩の景色を楽しめます:
ベログラトチク要塞:ブルガリアでもっともよく保存された要塞の一つであり、 ベログラトチク岩とともにベログラトチクの最も重要な観光所です。ベログラトチク要塞はローマ帝国時代 に建てられ、後ブルガリア王国、オスマン帝国の修復によってそれぞれブルガリアと当時のトルコの建築 エレメントが含まれました。19世紀にフランスやイタリア人の建築者による大幅な修復が行われ、 要塞にヨーロッパ・スタイルも組み込まれました。
マグラ洞窟:ベログラトチクから18キロ離れた山にあるマダラ洞窟は 2.5キロも長くて、ブルガリアで最も大きな洞窟の一つです。マグラ洞窟にコンサートホールの 様に大きいところもあって、実は中に定期的にコンサートが行われています。マグラ洞窟に狩り を描いている5000年前の洞窟絵が残されていて、マグラ洞窟は東南ヨーロッパで唯一の洞窟です。
マグラ洞窟の中に年中の気温は12.2-12.9℃と
ほとんど変わらないし、湿度も一定に保たれているのでシャンパンワインの精製と保存に適しています。
実際に、現在はマグラ洞窟の一部はブルガリアの唯一のシャンパンワイン精製・保存所として
使われています。
気温と湿度が一定という洞窟の気候はぜんそく患者に優しいため、30年前に一時的にマグラ洞窟
の一部はぜんそく病院でもありました。当時入院した220人の患者の88%はほぼ完全に回復したそうです。
このような理想的な結果が得られたのになぜかそれ以来マグラ洞窟はぜんそくの病院として使われる
事がなかったです。しかし、現在はブルガリアでアレルギーに悩まされる人数が増える一方なので、ぜんそくの
洞窟治療方法は再び注目を集めています。ヴィディン市役所のマグラ洞窟のビデオをご覧ください:
(ソフィア)
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(ヴィディン)