バラの谷のカザンラク
カザンラクの位置
カザンラクはバルカン山脈のすぐ南に、ブルガリアのほぼ真ん中にある小さな町です。 近くに「バラの谷」があります。バラの谷ではバラ・オイルが取れる特別なバラの一種がたくさん 植えられています。バラについてもっと詳しくは バラのページをご覧ください。
カザンラクのバラ祭り
バラの谷のカザンラクでのバラの収穫シーズンは5月の終わりごろから6月の前半までです。 そのときカザンラクのもっとも大きなイベントの一つ、バラ祭りが行われます。バラ祭りの日々 にバラ収穫を体験したり、バラパレードを見たり、バラ女王コンテストに投票したり、 町中に漂っているバラの香りを楽しんだりすることができます。言うまでもなく、 国内外から大勢の観光客が集まります。
古代トラキア人のカザンラク墳墓
カザンラクには大昔から人々が住んでいる証拠が最近どんどん発掘されてきました。カザンラクを囲むように あちらこちら小さな丘がたくさん見られます。これらの丘は、古代トラキア人が残した墳墓です。こんな墳墓にきっと 宝がたくさんあるだろうと思っている人によって昔からほとんどの墳墓に置かれた物が盗まれていましたが、まだ 開けていないままの墳墓もあることを信じる考古学者によって最近どんどんトラキア人の遺跡が発掘されています。 このような未開けた墳墓の偶然の発見によってとてもきれいな壁画が保存された古代トラキア人のカザンラク 墳墓が見つかりました。世界文化遺産にも登録されたこの墳墓について 古代トラキア人の墳墓のページをご覧ください。
トラキア人の首都:セヴトポリス
トラキア王国の首都であったセウトポリス市の遺跡はカザンラク市の近くに あるコプリンカダムの水底にあります。2005年に建築者ジェコ・ティレフの提案でセウトポリスの再建プ ロジェクトが始まりました:ダムの中に遺跡を囲むような壁を立てて、観光客はボートで壁まで運ばれ、 上から遺跡を眺めるというアイディアです。建築には少なくとも5千万ユーロが必要とされているので、 いつ実現されるかについてまだよくわかりませんがこのプロジェクトは成功すれば、セウトポリス市は世界遺産にも 登録される予定です。
日本との交流
カザンラクは日本との交流がもっとも活発に行われるブルガリアの町の一つです。バラの町のカザンラクは 日本のバラで有名な福山市と姉妹都市になっていて、毎年バラ祭りで選ばれたばらの女王は福山のバラ祭りに 参加します。そして、カザンラクは様々なJICAのプロジェクトに参加してきて、日本の知恵や文化を積極的に 取り入れました。カザンラクの中心にある噴水に色鮮やかなコイが泳いでいるの見ると、日本を思い出します。
(ことわざ)
トッ
プ
(ガブロヴォ)