プロヴディフ
プロヴディフ:7丘の街
プロヴディフ市はバルカン山脈とロドピ山脈の間にはさまれたトラキア平野の中央に あります。プロヴディフ市は現在ソフィアに続いてブルガリア第二の都市であり、 南ブルガリアの経済や文化生活の中心になっています。7つの丘のふもとに 建てられたプロヴディフ市は「7丘の街」とも呼ばれています。
プロヴディフ市の歴史と名前
およそ8000年前に建てられたプロヴディフ市 はローマやアテネよりも歴史がなくて、ヨーロッパで最も古い街の一つでもあります。 後に古代トラキア人が作った街は紀元前4世紀にマケドニア王国の フィリポス2世に征服され、フィリポポリスと名付けられました。
500年後、フィリポポリスはローマ帝国の 支配下になって、現在まで遺跡が残されている円形劇場などの施設が建てられました。後に、スラブ人や ブルガール人の侵入を経て9世紀からブルガリアの一部になりました。14世紀から19世紀までブルガリアは オスマン帝国に支配され、その時代からオスマン帝国の最古の時計塔が残っています。
プロヴディフで見ておきたいところ
- ローマ帝国時代の円形劇場: 部分的に修復された劇場はプロヴディフの 観光名所でありながら、様々な文化イベントの舞台にもなっています
- プロヴディフの旧市街(ヒサル・カピヤ)
- 歴史博物館:古代トラキア人から残された品物、とりわけ有名なパナギュリシュテ宝が プロヴディフの歴史博物館に展示されています。
- 地域民族学博物館:4万個あまりの展示物で昔の人の生活を味わうことが出来ます。
- プロヴディフ国際見本市:東南ヨーロッパでもっとも大きい見本市には毎年58カ国から 7000の会社がそれぞれの製品を展示しています。見本市を見に来るのは60万人とされています。
日本との交流
プロヴディフ市は日本の岡山市と姉妹都市になっていて、ブルガリアと日本の国際交流を進めています。 岡山市から送られた桃太郎の銅像はプロヴディフの中心に置かれています。
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